チル足りてますか?管理人のKINBOです。
今回は、ケーブルカー中強羅駅から徒歩4分。
箱根強羅のホテル激戦区にある「本」をテーマにしたホテル「箱根本箱」の魅力をお届けします。
箱根本箱ってどんなとこ?
“本に囲まれて「暮らす」ように滞在”
箱根本箱は、本が好きな人はもちろん、普段本を読まないような人でも、本を読む楽しさを味わうことができる新感覚のブックオーベルジュです。
他にも…
- 全室温泉露天風呂付き
- 地域の風土、歴史、文化を料理に表現する、ローカルガストロノミーが楽しめる
- 2種類の泉質を楽しめる大浴場
…などなど
それではもっと詳しく見ていきましょう。
本との出会いの中心地、圧巻のメインラウンジ
重厚な玄関扉を抜けて、まず目に飛び込んでくるのが、2階の天井まで伸びた大きな本棚です。この本は飾りではなく、実際に手に取って読むことができ、購入することも可能です。
本好きには堪らないですね!
館内至る所に本がディスプレイされ、その数なんと新書・古書・洋書合わせて12,000冊!
暮らしに彩りを添える6ジャンル「衣・食・住・遊・休・知」を中心に選書されているそうです。
箱根本箱は、もともと日本出版販売株式会社の保養所だった建物を、「里山十帖」「松本十帖」「講 大津百町」などのホテルを手がけ、雑誌「自遊人」などでも有名な、株式会社自遊人がプロデュース・リノベーションし誕生しました。
メインラウンジの2階にはコーヒーマシンがあり、コーヒーやラテなど無料で飲むことができます。お部屋への持ち帰りも可能です。
全18室 温泉露天風呂付き客室
お部屋の種類は全部で7タイプあります。
タイプ | 階層 | お部屋名 | 室数 |
---|---|---|---|
TYPE1 | 2F | マウンテンビュー・コーナースイート | 1室 |
TYPE2 | 2F | マウンテンビュー・ハンモックツイン | 3室 |
TYPE3 | 2F | マウンテンビュー・ツイン | 4室 |
TYPE4 | 2F | グリーンビュー・リラックスツイン | 3室 |
TYPE5 | 2F | グリーンビュー・ツイン | 1室 |
TYPE6 | 1F | テラス・ツイン | 2室 |
TYPE7 | 1F | テラス・ハリウッドツイン | 4室 |
箱根の山を望む、マウンテンビュー・ツイン
今回宿泊するお部屋は「マウンテンビュー・ツイン」です。お部屋は白い無垢の木材を使用したシンプルな作り。お部屋の家具は全て異なり、同じインテリアの部屋はないそうです。
雰囲気は無印良品っぽいかも。
窓の外には大文字焼で有名な明星ヶ岳を望めます。眺望は2Fの方が断然いいです。
※アニバーサリープランで予約をしたため、シャンパーニュのハーフボトルがサービスで用意されていました。
檜の天然温泉露天風呂
テラスに設置された天然温泉の露天風呂です。そこまで大きくはありませんが、結構深さがあるので湯量はたっぷりです。お部屋の温泉は掛け流しではなく、溜められているだけといった感じ。減った分は通常のお湯が給湯される仕組みのようです。
薄まるのでなるべくこぼさないように入りましょう…!
源泉掛け流しなど温泉にこだわる方は大浴場に入ることをおすすめします◎
ソファーのように使えるベッドスペース
ベッドサイドの壁にはクッションが付いており、そのまま寄りかかってソファーのように使用できます。コンセントは枕のすぐ近くに2口と上部に2口、計4口あります。
箱根本箱の手さげは持ち帰れます。
【アメニティ】
スキンケア用品(化粧水・乳液・クレンジングオイル)「ドゥーオーガニック」
タオル・バスタオル・ナイトウェア・バスローブ・スリッパ・くし・ブラシ・綿棒・コットン・ヘアゴム・ハブラシセット・髭剃り
【設備】
ドライヤー・タオルウォーマー・電気ポット・冷蔵庫・金庫・iPad・フリーWi-Fi
- 冷蔵庫には無料のミネラルウォーターとオーガニックジュースがあります。
- テレビはありません。
また、部屋に鍵はありません。オートロックで閉まり、ドアについたパネルに暗証番号を入力して開けるスタイルになります。うっかり鍵を忘れたり紛失する心配がありませんね。
2種類の温泉が楽しめる大浴場
ブックホテルに注目が集まりやすい箱根本箱ですが、実は温泉も凄いのです。大浴場では贅沢に強羅温泉と大涌谷温泉の2種類の温泉が引かれています。
強羅温泉:無色透明のアルカリ単純泉。肌触りが滑らかで入ると肌がすべすべに。
大涌谷温泉:乳白色の硫酸塩泉。美肌効果の他に傷の治癒効果も期待できる。
- お部屋の温泉は強羅温泉です。
男湯の露天風呂は外への出入口から少し距離があり、冬場は寒いです。しっかり温まってからの移動をおすすめします。
館内探索
お気に入りの1冊を探し回るのも楽しそうですね。
谷川俊太郎氏も滞在した「書斎の部屋」
「本箱会」という会員限定の部屋です。トイレ・洗面所はなく、書斎スペースとロフトにシングルサイズのマットレスがあります。宿泊者がいない時は読書スペースとして開放されています。
国語の教科書でもお馴染みの詩人 谷川俊太郎氏が箱根本箱のために書き下ろした詩です。2018年に実際にこの「書斎の部屋」に滞在し書いたそうです。
活字に疲れたら「本箱シアター」
宿泊者が自由に出入りできるシアタールームです。ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」とコラボし、毎⽉異なるテーマを掲げ、厳選作品を上映しています。夜の時間は結構人が多かったですね。
ライフスタイル&アルチザンショップ
「本」を選ぶのと同じ⽬線で作られ「暮らしの彩り」がコンセプトのショップ。
本はもちろん、おっ。と目を引くお洒落な雑貨がセレクトされています。お部屋のナイトウェアやレストランで使用のオレンジオリーブオイルなども販売されています。
ローカルガストロノミー
ディナー「季節のスペシャリテ」コース
※2021年2月訪問時のメニューとなります。
タラ・ジャガイモ・イカ墨パン粉
さつまいも・菊芋
馬肉タルタル・ハナビラダケ・エノキ・パルミジャーノ
白菜・駿河湾産ウナギ・黒米・わさび菜
赤ワインソース
タリアテッレ・鰹節・桜海老・マッシュルーム
下田みかん・レモン
ドライエイジング短角牛・カツレツ・にんにく
カステルフランコ・カリフローレ
いちご・マスカルポーネ・蜂蜜・レモンタルト
箱根本箱の食事は自然派イタリアンです。「オーガニック&クレンジング」をテーマとしており、地元の新鮮な食材をふんだんに使用して箱根のローカルガストロノミーを表現しています。
一品一品にイメージされるタイトルが付けられていて、楽しみながらお食事いいただけます。どの料理もバランスが良くとても美味しかったです。合わせるワインも自然派が多いですね。
モーニング「イタリアン朝食」
全体的にあっさりとした味付けで、寝起きのお腹に優しいです。少々物足りなさを感じるくらいでした。
最後のヨーグルトはかなり濃厚で特にお気に入りです。
【夕食】
- 17:30〜 19:30〜の二回制。(後半回は予約状況により開始時間の変動あり。)
- 先着順で個室の利用も可能。
- 夕食のみ日帰りでの利用が可能。要予約。
【朝食】
- 7:30~9:00の間で。
- 先着順で個室の利用も可能。
箱根本箱のまとめ
スマホやタブレット、テレビなど、たくさんのデジタル機器から情報が溢れる時代。一旦全てを遮断し、温泉で洗い流したら、「本」というモノラルな情報と向き合ってみる。デジタル機器から離れることで頭の中が整理され、本の世界から新たな発見もあるでしょう。
箱根本箱では、施設を通してそんな機会を与えてくれる場所です。忙しない時代だからこそデジタルデトックスに訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセス&マップ
箱根本箱
Address:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
TEL:0460-83-8025
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